東京には「西の横綱」と呼ばれる「五代目 野田岩 麻布飯倉本店」が東京タワーのすぐそばにあります。約200年前に創業され、季節によっては天然鰻も扱う超老舗で、ミシュラン1つ星を獲得するほどに広くその味が認められており、鰻好きなら一度は訪れたい名店。東京に来たからにはぜひ食べておきたいと思い、訪れてみることにしました。
芝 麻布 飯倉 野田岩
http://www.nodaiwa.co.jp/
場所は「東京都港区東麻布1丁目5−4」で、大江戸線の赤羽橋から徒歩7分ほどです。東京タワーを眺め、ワクワクしながらテクテクと向かいます。あらかじめ予約をしようとしたのですが、予約はなくても大丈夫とのこと。仕事帰りにそのまま本店に行ったのですが、人数の関係か別館に案内となりました
席はこんな感じ。旧い旅館のような雰囲気。若干薄暗く鰻を食べるには良い照明具合……テキトーです。
そしてまずはメニュー。養殖鰻は静岡の焼津、浜松を中心にとのこと。そして天然鰻は4月後半から11月後半までとのこと。3月に訪れたのでシーズン外となり、ちょっと天然を期待していたので、残念。
鰻重は山吹(5,300円)をチョイス。1匹サイズとのことで、ちょうど良い分量。鰻巻きがおいしいと評判のようですが、今日は鰻重だけで我慢!
待つこと20分程で鰻重が登場。薄っすらと焦げ目がある程度の焼き具合。見るからに柔らかそう。
炭焼き鰻の良い香り。おもしろいのが大根おろしが添えてあり、お口直しに食べるのだそうです。鰻重には肝吸いと漬物も付いてきます。そういえば待つ間にビールを注文していたのですが付きだしとかも無かったので少し手持ち無沙汰でした。漬物は頼めば先に持って来てくれるとかもあるのかも。
では、実食。見てください、箸で持つとほろほろとなるほどのこの柔らかさ。しっかりと蒸してあり、ふわりと身は軽やか。醤油の塩分が尖ったタレが江戸の味らしくて、良い口当たり。最初の一口目には鰻の力強い味が感じられたので、「もしかして天然物?」と思ったのですが、静岡県産の養殖とのこと。ご飯はこれまでに食べたことの無いようなさっぱりとした少し不思議な味がしました。独特の炊き方なのでしょうか。総じてさすがは「西の横綱」と感じられる鰻だったと思います。
さて、他のメニューにはコース料理などもあります
どじょうの柳川も結構惹かれたので、次は注文してみようかと思います
ビールはサッポロとキリンがあり、中瓶で800円。他には日本酒やワインなどもあります。また、鰻はお土産用に持ち帰ることもできます
そして、後日、東の横綱も攻めてきました。