住吉大社の近くにあるレトロな哀愁漂う「川勝」で江戸前鰻を食べてきた

大阪

大阪の住吉大社のすぐ近くにある鰻屋が「川勝」です。昭和の郷愁漂う店で食べる江戸前鰻は行列ができるほどの味とのこと。これは行ってみるしかないと実際に訪れてみることにしました。

川勝 – 住吉/うなぎ | 食べログ
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270404/27019651/

場所は「大阪府大阪市住吉区住吉2丁目4−14」で阪堺の住吉鳥居前駅から徒歩5分ほど。住吉大社のすぐそばの路地に位置しています。色褪せた暖簾が良い感じ。店前では既に鰻の焼ける良い匂いがします。

平日の13時頃に訪れたところ、2組ほど並んでいました。待つこと20分程で着座。カウンター数席にテーブル席が2つほどのこじんまりとした店。年季の入った店内のこの雰囲気は都会の中心では味わえない何とも言えない懐かしさ、ハリポテではない本物のレトロ感があります

メニューはこんな感じ。一番高いものでも3000円程度とかなり安い。

一品メニュー。う巻きが610円、きも焼きが300円とちょっと驚くほどの手ごろな価格

注文してから7分ほどで着丼。こちらは「うな重特上(2,640円)」。椀の蓋に乗っているのはカボスでしょうか、吸い物にかけるとのこと。これは初めての体験

パカッ。あっつあつのご飯の上で蒸らされているため蓋を開けた瞬間の鰻の香りが強烈に感じられ、これはたまらない。

身は細めの鰻ですが見るからに柔らかそう

では、実食!鰻の身は箸で持つと割れるほどの柔らかさ。提供時間からしてある程度作り置きされた鰻だと思うのですが、なかなかどうして鰻の風味も残しながらうまく脂を落としてあっさりと仕上げられており、食べ応えがあります。タレは江戸前鰻らしく角の立った醤油味。「東京で食べた江戸前鰻もこんな感じだったなぁ」と感じるほどに江戸前鰻です。全然関西に染まっていないところが逆にうれしい。ご飯は柔らかめで熱々。火傷しそうになりながらもかきこむ手が止まりません

うな重に付いてくるのはメニュー上は肝吸いではなく普通の吸い物のはずなのですが、少し肝も入っていました。こういう嬉しい仕掛けが大阪らしい。カボスでしょうか、絞ってみたところこれが吸い物にめちゃくちゃ合う。さっぱりとした柑橘の香りがとても爽やか

見るからに浸かってそうな漬物。糠の香りが余韻を演出

一気に平らげて冷たいお茶で一服つきながら店を見渡すと、壁に店の説明文がありました。先代が東京から大阪に来られたのだそう。なので、江戸前鰻。三重県産の鰻の記載の部分が消されており「現在はどこなのだろう」と思いましたが「また今度で良いか」と、満足感に浸りながら帰ることにしました。ご馳走様でした。

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