大阪の京橋にある「おく」では日本料理店出身の大将が創る鰻のコース料理が楽しめます。その味はミシュランにも掲載されるほど。鰻のコロッケ、椀物、南蛮漬け風など色々な創作料理を堪能した後は王道の鰻丼で締めるという鰻尽くしなコースがリーズナブルに食べられるとのことで、訪れてみることにしました。
おくのご予約 – 大阪ビジネスパーク/うなぎ | 食べログ
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270107/27126909/
場所は「大阪府大阪市都島区片町2丁目1−37 ストークマンション 1F」で京橋駅から徒歩7分ほど。店内はオープンキッチンのカウンターメインで、テーブルが一つあります。ライブで料理が楽しめるのが特徴
ランチは6,600円か11,000円の二択のみ。今回は6,600円のコースをあらかじめ予約していました。ちなみにワンドリンク制となります
ビール中瓶(800円)を注文しチビチビ飲んでいたところ、まずは鰻コロッケの登場。鰻のコロッケは初めて食べましたが、鰻の風味はそこまで強くなく癖も無く、割とあっさりとした風味。クリームコロッケの餡に鰻がまぶしてある感じ。揚げたてのサクッと感でビールをグビグビ
二品目は椀物。蒸した鰻をすっきりとした出汁で食べます。素朴な味付けで、鰻本来の旨味がストレートに味わえます。タレでごまかしが効かないこの手の料理を出すということは、相当に鰻の質に自信がある証拠
お次は白焼き。白焼きが一番鰻の味がわかるといいますが、備長炭で焼き上げた鰻はクセが無く何の味付けなしでもたのしめるほど。丁寧に骨抜きされており、小骨も全く気になりません。なお使用している鰻は宮崎の味鰻というブランドだそうです
ちなみに天然の鰻も仕入れており、ご厚意で見せてもらいました。福井の三方五湖で筒漁で獲った鰻とのこと。活きが良くピチャピチャと動き回っており、鮮度はバツグン。天然鰻は夜のコースで提供されているそうです
鰻のタレ焼きも登場!パリッとした皮目の香ばしさがたまりません。ソースは茄子のペーストでオクラも添えてあり、夏っぽい感じが気分を盛り立ててくれます
こちらは鰻の南蛮漬け風味。うざくの代わりに提供されています。揚げた鰻はふわっと軽やか。暑い日に食べるとさっぱりとして冷たいお酒がすすみます
料理の最後は鰻丼。焼き上げた鰻を少し蒸してあるのですが、どちらかというと地焼きに近い食感。モチっと弾力のある身がたのしめるようになっています。写っていませんが、肝吸いもあり。
タレは味が控えめで、とにかく鰻本来の旨味が感じられるような配慮が伺えます。土鍋で炊き立てのご飯がまた良い感じ
最後は源氏パイっぽい形をした手作りうなぎパイをいただいてフィニッシュ。カウンターで気さくな大将と鰻談義をしながら鰻本来の味を活かした創作料理を割とリーズナブルに食べられます。丼だけでもこれぐらいの値段で提供しているお店があるのを考えると、かなりお得なような気がしました。鰻本来の味をシンプルにそして色々なカタチで味わいたいときにおすすめです。