特大の「青うなぎ」を使用し独自の調理法による地焼き鰻を提供するお店が「炭焼 うな富士」です。名古屋では行列ができるほどの人気店が大阪の新施設グラングリーン大阪で開業したということで、訪れてみることにしました。
炭焼 うな富士 大阪梅田店
https://sumiyaki-unafuji.com/shops/#umeda
場所は「大阪府大阪市北区大深町5-54グラングリーン大阪南館3F」で大阪駅から徒歩10分ほど。できたての施設のため綺麗で明るい雰囲気
なお、通りに面したところに立場があり、鰻の調理を見ることができるようになっています。苦労しながら串打ちされてました。串打ち3年といいますから、かなり修業がいるようです
土曜日のお昼に行ったところ、待ち時間なしで入店することができました。テーブルや個室は一杯のようで何組か待ちがありましたが、カウンターなら入りやすいようです。ちなみに予約も可能
東京の有楽町店では「肝入り上うな重」をチョイスしましたが、こちらではシンプルに「うなぎ丼」(4,910円)を注文してみることにしました。最もスタンダードなメニューこそ真の実力が計れるはず……
注文を済ませて待つ間にこだわりポイントを予習しておき、気分を盛り立てます。うな富士の鰻は、1000度の火力による地焼き。これによって特大の青うなぎでもしっかりと火がとおるというわけ。また、秘伝のタレはかなりの研究を経て開発されたよう。タレは好みがかなり反映されますが、うな富士のタレは誰でもたのしめる絶妙具合に感じます
注文するとまずはデフォルトでついてくる付きだしをいただきます。東京店と同じくきゅうりもみ。さっぱりすっきりとしていて、ビールでちまちまやりながらやるとよさそうです
そして待つこと15分程で着丼。うざく、はまぐりの吸い物、漬物が付いています。丼だけで約5,000円は高いかと思いましたが、コースだと思えばありかも
高温の炭で焼かれてカリッとした表面。お腹が空いている時に注文してからしばらく待って、鰻がやってきたときの「おぉ!」という感じは何度味わっても良いものです。ちなみにメニューにはうな重もありますが、食べやすいのは断然に丼。そのため、丼があるならできるだけ丼の方を注文したくなります
特大の青うなぎということで割と肉厚。肉厚の鰻はで中まで火を通すのは難しいと聞きますが、独自の調理法で中もしっかりと火が通っておりふっくらしています。では実食!カリッとした皮目をかめばかむほどタレの甘辛さとうなぎの脂の合わさった甘みが溢れ出してきます。タレは甘すぎず辛すぎず、すっきりかと言えばそうでもなく、絶妙な加減。万人受けするこのタレにはファンが多いのではないでしょうか。身は肉厚でふわふわ。全く臭みが無く、鰻の甘味のみがしっかりと感じられ、レベルの高さが伺えます。
食べ進めるとご飯の中にもう一枚鰻を発見!いわゆるまむしというもので、ご飯の間で鰻を蒸して、よりフワフワの鰻がたのしめるというわけ。ご飯の量は多く、タレのたっぷりとかけられているのでお腹が空いているときには嬉しいかぎり
鰻の合間にうざくをいただきます。さっぱりとリフレッシュできます。きゅうりもみ、漬物、うざくとかなりメニューが酸っぱい系で偏っているので、他の一品であればより良いかも
練りわさびもつけて味変を愉しむこともできます。約5,000円と値は張りますが、綺麗なお店でおいしい鰻をちょっとしたコースのように楽しめるのはめちゃくちゃ良いかも。老舗個人店の鰻も良いですが、こうした都会の一角で食べる鰻もオツなものです
さて、一服したところで茶をすすりながら他のメニューを眺めてみます。飲み物はビール中瓶が880円と少々高め。場所がら仕方ないでしょうか
飲み放題メニューは2,000円と3,000円の二つ
一品料理も豊富です。炭焼きのお店ということもあって、炭焼のメニューがいろいろあるのがそそられます
法事などの際にはこうした御膳メニューもあり
丼の他にはうな重もあります。肝好きの人はぜひ肝入りを。
季節ごとのコース料理
お持ち帰りメニューもあります。お土産にすると喜ばれますね。