夏の京都「わらじや」で熱々の「うなべ」と「うぞふすい」を食べてきました

京都

京都にあるのが1624年創業のうなぎ料理専門店「わらじや」。京都らしい歴史情緒溢れるお店で、谷崎潤一郎など数多くの著名人も訪れたのだそう。ここでは一風変わった鰻料理が味わるということで、夏の京都を訪れてみました。

うぞふすい わらじや 丨 京都のうなぎ料理専門店
https://uzofusui-warajiya.kyoto/

わらじや(@warajiya0755611290) • Instagram写真と動画
https://www.instagram.com/warajiya0755611290/

場所は「京都府京都市東山区西之門町555」で、京阪七条駅から徒歩5分程度。京都らしい風情のある店構えに期待が高鳴ります。

二階のお座敷の部屋。時代劇で見るような純日本風の雰囲気がまたオツです。夏で30度を超える猛暑日でしたが、部屋はエアコンも効いていて快適でした

席につくとまず抹茶と茶菓子が出されます。お菓子は和三盆とのこと。ズズズっといただきます。冷たい麦茶が欲しいところですが抹茶を出すところにこだわりが感じられ、それがまた嬉しい

ポリポリと落雁を食べながら、メニューをじっくりと拝見。今日の目当ては「うぞふすい」。鰻を雑炊にしたものですが、他のお店ではなかなか見られないここだけのメニューなのでこれはぜひ食べたい。うぞふすいは単品の提供は平日のみということでしたので、せっかくなので「うなべ」も楽しめるコース(7500円)を選択しました

もちろん、蒲焼のメニューもちゃんとあります。いや、これも惹かれる……

飲み物はこんな感じ

お持ち帰りメニューもあります

ということで、季節の先附。目からも夏の涼を感じられる小粋な一品

まずは「うなべ」が来ました。すっぽん鍋に使うような鉄鍋に鰻の筒切りと焼き葱、庄内麩や春雨が入っていてグツグツと沸騰した状態でした。ちなみに井桁は特注だそうです

少し香ばしいのは鰻の旨味が出ているからでしょうか、生姜を効かせたダシを一口飲むと柔らかくさっぱりとした風味が広がります、皮目を炙った鰻は香ばしく、ダシをたっぷりと吸ったあっさりとした素朴な鰻の味。川魚らしい香ばしさが何とも言えず、パクパクと食が進み、あっという間に鰻が無くなってしまいました。それはそうと、この九条ネギがとにかく食べ応えあり。ネギの甘みとダシの香ばしさが合わさって抜群の旨味があります。「ダシを全部飲んでもらっても良いですよ」ということでしたので、お言葉に甘えてダシも完飲!それにしても、いやぁ、ほんと暑い……

さて、食べ終わった頃には汗だくなのですが、これまたグツグツと煮えたぎっている「うぞふすい」がやってきました。夏ですが容赦なし!鰻の白焼きと椎茸、牛蒡、人参、三つ葉、卵やお餅が入った雑炊です

ダシが旨いので雑炊ももちろん旨味たっぷり。鰻の味自体は「うなべ」の方がはっきりと際立って味わえるのですが、雑炊は三つ葉やニンジン、ゴボウなど色々な味が溶け込んだ混然一体の中で鰻も香ばしさを放ち良い仕事をしています。鰻を味わうというよりは鰻風味の溢れる「雑炊」を愉しむという感じで、これはこれでアリ。餅も入っていてボリュームがとても多いので、満腹感もバッチリというかお腹がはち切れそう 

最後にデザートのスイカに熱々のほうじ茶をいただきます。絶対にブレないこの姿勢がとても心地よく感じます。ぜひ、夏にまた来ようと再訪を誓いました。

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