創業108年の高知の鰻の名店「大正軒」ののれん分けしたお店が東大阪にあります。背開きで串を刺さない地焼きという調理法で焼き上げた大ぶり鰻は大阪でも予約しないと食べられないほどに人気です。果たして一体どんな味なのか確かめてきました。
大正軒 大阪店 – 吉田/うなぎ | 食べログ
https://tabelog.com/osaka/A2707/A270703/27091958/
場所は「大阪府東大阪市吉原2-3-36 リーガルハイツ 1F」で梅田からだと40分くらい。都会の喧騒から少し離れたのどかな街の中にお店はあります
本店は高知にある「大正軒」。大正2年創業だそうです。大阪でも100年以上続く味が楽しめるのはありがたい。ちなみに本店はお兄さんが継いでいるそうです
店内はこんな感じ。カウンター席は無く座敷の半個室スペースのみ。スペース数は限りがあるので予約必須です
席を予約する際にメニューも予約しておくシステムのようです。今回はうな重定食上(税込5,100円)にしました。ところで、「うなぎのたたき」というメニューが気になります。高知では有名なのでしょうか。めちゃくちゃ惹かれますが今回は初めての訪問だったので、うな重に神経を集中させます
鰻は焼きたてを提供のため20~30分ほど時間がかかるそう。ビールなど飲み物を注文しておくのはアリかも。待っている間に鰻の焼かれた煙がモクモクと厨房ではあがっており、とても良い匂いが漂ってきます。こういうライブ感がまた食欲をそそります
ということで、待つこと20分ほどで着重!おぉ、これが背開きの地焼きかと感動。所々焦げが入っているのがまたそそります。なお、うな重定食には肝吸いと香の物が付いています
本店で提供される鰻と同じくかなり分厚いのが特徴。太もののうなぎは味が濃くて食べ応えがあるそう
ここまで太い鰻は東京「鰻家」以来。串打ちをしないため小さな鰻だと火が通ると丸まってしまうのだとか。ちなみにご飯にはタレがかかっていません
外はカリッとよりもう一段高いガリっとするほどに軽い食感。そして身は大ぶりにも関わらずしっかりと火が通っており脂の旨味もたっぷりでジューシー。さらに、少し甘めのタレがこの鰻の脂にめちゃくちゃ合います。身とタレの相性の大切が痛感できるかなりレベルの高い鰻。豪快な味を想像していましたが、意外にも繊細で驚きました。ちなみに産地は三重県産のものばかり使用しているとのこと。ご飯はけっこう柔らかめ。ご飯にタレはかかっていませんが、追いダレは可能。しかし、この鰻があればモリモリご飯が進むのでなくてもOK
あっという間に鰻を食べて終えて漬物が最後に残されてしまいました。これです、これ。やはり鰻には奈良漬けが合います。他にも色々な漬物が入っているのがうれしい。一気にかきこんでフィニッシュ。
平らげた後は熱いお茶で一服しながらメニューを眺めます。ビールの中瓶は690円。
焼酎や高知の酒もあるようです
今は見かけなくなったアイスクリンもここでなら食べられます。お持ち帰りメニューもあり、ここの鰻がお土産でもらえたらさぞかし胸が躍るだろうなと妄想がはかどりました。次はうなぎのたたきにもチャレンジしてみたいです。